あおばだい整体院ブログ

第1話の補足(急性腰痛に関して)

急性腰痛と危険因子ガイド

<急性腰痛>

急性腰痛(いわゆるギックリ腰)は、一般的によくみられる症状で、ギクッと痛みが出始めてから3ヶ月未満の腰痛のことを意味します。

ごく希に重篤な病気が潜んでいることがあるものの、精密検査などで原因を特定できるケースはわずかで、急性腰痛の大半は検査が不要の非特異的腰痛と呼ばれるものです。

痛みが膝下から足まで放散するような場合は、腰椎の椎間板ヘルニアによって引き起こされている可能性があります。

急激に発症した痛みは、ケースごとに程度の差はありますが数週~数か月間続くことがあります。一度痛みが治まって回復した後も、たまに痛みを感じたり再発したりすることもありますが、当初は激痛で身動きできなかった場合でも改善していく場合が多い傾向にあります。

慢性腰痛とは違い、急性腰痛は長期間にわたって身体機能が損なわれることはありません。

<重篤疾患の存在を示唆する危険因子(=レッドフラッグ)>

◆馬尾症候群
 (尿閉、便失禁、下肢の広範囲な神経症状、歩行困難、サドル麻痺、肛門括約筋の弛緩)
 馬尾症候群は緊急事態であり、ただちに専門医を受診すること。

◆重大な外傷
◆体重減少
◆がん病歴
◆発熱
◆静脈注射の使用
◆ステロイド剤の使用
◆50歳以上
◆絶え間ない夜間の激痛
◆横になっていると痛みが悪化する

レッドフラッグと神経学的異常所見がある場合は、適切な専門医をただちに受診しましょう。

異常所見が認められなかったとしても、夜間の激痛や体重減少といった特定のレッドフラッグがある場合も、まず専門医の受診をして全身の精査をしましょう。

(参考文献)
急性腰痛と危険因子ガイド
ニュージーランド事故補償公団 編
長谷川淳史 訳