五十肩でツライ時に知っておいた方が良いことがあります。
それは、治るまでの1~2年の経過が3つの期間に分けられるということです。
3つの期間は、それぞれ以下のように呼ばれています。
- 炎症期(3~6ヶ月間):痛みが強くなっていき、夜間痛も出やすい
- 拘縮期(6か月~1年間):慢性的な痛みが続き、肩の動きが悪くなる
- 回復期(3~6ヶ月間):少しずつ動きと痛みが改善していく
この3つの期間ごとに、症状の感じ方や適切なケア、生活する上での注意点が異なります。

五十肩で最もツライ時期は、上の図の赤い線の期間である炎症期です。この期間はどんどん炎症が悪化して痛みが強くなっていくので、肩の痛みのツラさに加えて不安も増大していきます。五十肩の多くの方がこのタイミングで整形外科や整体院などを訪れます。
しかし、この炎症期ではどんな治療を施しても、ツライ痛みはあまり変わりません。この炎症期の強い痛みを緩和する特効薬や特別なテクニックなどは、未だに見つかっていないのです。
炎症期では、消炎鎮痛薬を服用しても痛みはあまり変わらず、藁にも縋る思いで整骨院や整体院で物理療法や手技療法を試してみても、期待したほどの効果は得られないことが多いです。そして、ゴッドハンドを探して次から次へと治療院を渡り歩く人もいますが、残念ながらガッカリを繰り返すことになります。
五十肩の専門医にかかっても、ゴッドハンドの施術を受けても、残念ながら結果は同じです。場合によっては、治療で痛みが悪化するケースもあります。
炎症期の強い痛みを緩和する術は無いのです。
ですので、炎症期は消炎鎮痛薬を使用しながら、3~6カ月間耐え忍びましょう。身体的なツラさに加えて、精神的にもツラくなっていきますが、いずれ炎症期が過ぎて、拘縮期に入ります。
拘縮期と回復期では、整体などの手技療法で痛みの緩和を実感しやすくなります。痛みの緩和に加えて、肩関節可動域の回復にも効果的です。
痛みの激しい炎症期が過ぎた頃からは、物理療法や手技療法を試してみると良いと思います。
強い痛みが数か月続くと、『このまま一生治らないのではないか?』という不安が生じて、精神的にもツラくなりますが、五十肩の強い痛みがずっと続くことはありません。平均で1年くらい、長くても2年くらいで必ず回復します。決して短い期間ではありませんが、いずれ必ず良くなるということは、知っておくと良いと思います。
まとめ
- 五十肩は、炎症期、拘縮期、回復期の3期に分かれる
- 炎症期では、消炎鎮痛剤を使用して、耐え忍ぶ
- 拘縮期と回復期では、物理療法や手技療法の効果を期待できる
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